全高P連NEWS

 

    各 都 道 府 県 市 高 P 連 便 り

全国津々浦々で活躍している高校生やPTAを各県高P連から推薦していただき、このホームページで紹介することにしました。「おらが県自慢の高校生やPTAの活動」を順次紹介していきたいと思います。自薦他薦いずれでも結構ですので、各県P連事務局を通してお知らせください。最終的には、全50都道府県市からの記事を掲載したいと思います。


   \ 宮 崎 県

宮崎県は太平洋に面し、日向灘沿いに南北に長い地形で、九州本土では一番温暖な気候の県です。
今回は、宮崎県高等学校PTA連合会から提供いただいた二つの便りを紹介します。
一つは、県の南部に位置する県南地区5校(日南市・串間市・南郷町)のPTA母親委員会の活動と、もう一つは、県の最北部、日本最南端のスキー場を有する、五ヶ瀬町にある五ヶ瀬中等教育学校の「町内ホームステイ」の様子です。

 


宮崎県県南地区母親委員会(県南5校母親委員会)について

1.「こえかけ隊 生まれてくれてありがとう」の発足

 県南5校母親委員会では、様々な活動を実施してきました。しかし、やむを得ないことですが、1年限りの取り組みで終わっていました。委員会として継続していけるテーマはないか、取り組みはないかという思いが強く、幾度となく委員会を開きました。その中で話題になったのは子どもたちのこと。私たちは果たして子どもと真正面から向き合い、子どもをまるごと受け止め、必要な愛を与えているのだろうか、家庭は心通い合い・心温まり・心休まる場所になっているのだろうかなど、誰もが抱いていた悩みでした。
 縁あって知りあった二人(親と子)。子どもの誕 生に誰もが感動し、幸せを感じたはずです。私た ちのもとに生まれてくれたことに「ありがとう」 と感謝し、「いつでもどこでもあなたを見守ってい るんだよ」「他人の子どもは他人ではなく、関心を 持ってひと声かけてあげたい」との思いから、「こえかけ隊」を発足させました。小さなことから一つずつ、まずは「おはよう」「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と元気に声をかけることから始めました。



2.主な取り組み
(こえかけ隊の定着・意識づけを活動の基本として)

テーマ入りTシャツを着用し、いろいろな行事に参加し、 定着・意識づけを図る。

 

(1) 各単Pの活動

@学校行事への参加と支援
文化祭、体育大会、歩こう会
A料理講習会の実施
歩こう会支援:豚汁づくり
今年はケーキづくりでした
  BPTAバザー、食物バザーの実施
C 研修会の充実
収益は歩こう会の支援へ


(2) エッセー集『生まれてくれてありがとう』の発行


3.平成17年度県南地区母親教育研修会

 県南5高校の母親委員が中心となり年1回行わ れる研修会です。今年度は、10月15日(土) に300名の参加者のもと実施しました。
 6月に第1回母親委員会を開催し、テーマを「声 かけたい、生まれてくれてありがとう」と決定し ました。内容については、幾度となく会合を開き ビデオ上映「わが子の心が見えない」と寸劇「W ell」の上演、宮元恭子さんの歌「赤ちゃん」 と決まりました。細部についての話し合いや劇の 練習のために、何度となく集まりました。
 研修を企画・実施して感じたことは、保護者が子ども達とともに学校にもっと関心を持つことこそが、子ども達への無言のメッセージになるのではないかということです。

宮元恭子さんの歌
寸劇Wellの一場面
参加者
受付風景
後片づけもテキパキと

地域との交流「町内ホームステイ」    宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校PTA会長   宇田津 毅彦


1 学校の概要

本校は、平成6年4月に宮崎県立五ヶ瀬中学校・五ヶ瀬高等学校として開校しました。平成11年4月に宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校に校種を変更して、現在に至っており、全日制普通科、1学年40名の全寮制です。
 本校がある五ヶ瀬町は、九州のほぼ中央、宮崎県の北西部、熊本県と接する九州中央山地の一角に位置し、冬季には積雪が見られる冷涼な山村地域であります。町の南西部には、標高1,200m〜1,600m級の山々がそびえ、中でも祇園山は九州で最初に海面上に姿を現した陸地とされ、4億3千万年前の三葉虫やサンゴの化石が発見されています。当町には、日本最南端の五ヶ瀬ハイランドスキー場があり、さらには国の重要無形文化財の指定を受けた「荒踊り」「神楽」「臼太鼓踊り」などの伝統的な民俗芸能が豊富に存在しています。本校では、自然と地域の人々に学ぶフォレストピア学習(総合的な学習の時間)等、地域の特性を生かした様々な取り組みを行っています。


2 本校のPTA活動

(1)PTA組織 
本校保護者の住居は、宮崎県内約35の市町村に及んでいますので、地理的条件を配慮したPTA組織としています。県内を県北、県央、県南の3地区に分け、そのそれぞれに副会長、地区委員長、総務部、生活指導部、厚生環境部を置き各地区を基盤として活動しています。

(2)PTA授業参観日
年間3回の授業参観日には、PTA総会、PTA研修講演会、フォレストピア学習調査研究発表会も同時に実施され、生徒は親元を離れた全寮制の生活を送っていることもあり、保護者の出席率はほぼ100%です。

(3)PTA主催の地区懇談会
毎年1回、県北、県央、県南の3地区で保護者と教職員との懇談会を実施しています。内容は担任と保護者の面談、研修会、懇親会等で、その企画・運営はすべて保護者が行っています。研修会や懇親会には各地区の独自性も見られます。

(4)保護者の協力による職場体験学習
夏季休業中に3年生で職場体験学習を実施しており、事業所への依頼はすべて保護者が行っています。この学習を受けて、11月のPTA参観日で職場体験学習発表会を行い、生徒・保護者の進路意識の高揚が図られています。

(5)PTA奉仕作業
保護者が子供を学校に送ってくる夏季休業最終日に、保護者、生徒全員、教職員で奉仕作業を実施している。PTA環境厚生部主催で、校内の除草作業、寮内の清掃、寮の給食衣の補修および洗濯等を行っています。

(6)学園祭(体育大会・文化祭)におけるPTA活動
学園祭において、PTA役員によるPTAバザー、母親委員会による母親喫茶室、ファミリーミーティング(後述)を実施しています。保護者が持ち寄ったものでPTAバザーと和やかな雰囲気の母親喫茶室での収益金は五ヶ瀬町社会福祉協議会に寄付されています。

(7)保護者主催による新入生保護者顔合わせ会

毎年3月末、県北、県央、県南の3地区で実施しています。これは、各地区のPTA役員と新入生の保護者が集まり、PTA役員が本校の学校生活や寮生活等の情報を提供し、保護者同士の親睦を深めることを目的としています。



3 地域との交流「町内ホームステイ」

(1)ホームステイの趣旨
 このホームステイ制度は、親元を離れて寮生活を送る生徒が、異郷の地で家庭の味を感ずるとともに、地域の方々との触れ合いを通じて、地域の生活文化を学び、地域社会の在り方を考え、社会性を培うことを趣旨としています。卒業後もホストファミリーとの交流が続くなど、五ヶ瀬町は卒業生にとって第二の故郷となっています。

(2)ホームステイの概要
  五ヶ瀬町内の家庭に依頼して、6年生を除く200名の生徒の1泊2日のホームステイを実施しています。生徒は6年間の在籍期間中、5回地域の方々と直接交流することになります。
毎年、4月に各地区で行われる組長会(自治会長会)に職員が出向いて、このホームステイについての説明とホストファミリー引き受けのお願いをしています。また、地域住民の方々で構成したホームステイ推進委員会を立ち上げ、この事業の推進に当たっていただいています。実施時期については、以前は6月から7月にかけて行っていましたが、梅雨時期を避け、天候や収穫時期等を配慮して期間を9月、10月まで延長し、年間4回に分けて実施しています。


(3)PTA活動とホームステイ
9月の学園祭(体育大会・文化祭)では、PTA主催によるファミリーミーティングを実施しています。これは、生徒・保護者がホストファミリーを招待し、交流を深めるものです。ホストファミリーと生徒だけの関係から、ファミリーミーティングを通してホストファミリーと保護者との関係が深化していく絶好の機会であり、これを期に保護者とホストファミリーとの交流が始まり、6年間の中では多くのホストファミリーとの出会いが深い絆となってよりよい人間関係を構築しています。

(4)平成16年度実績

 
期     日
生徒数
ホストファミリー数
1回目
6月26日(土)〜 6月27日(日)
68
34
2回目
7月10日(土)〜 7月11日(日)
52
26
3回目
9月18日(土)〜 9月19日(日)
40
20
4回目
10月24日(土)〜10月25日(日)
32
16

(5)生徒の感想(5年生)→コチラ(PDF)

(6)ホストファミリーの感想→コチラ(PDF)