新年明けましておめでとうございます。
昨年を振り返りますと、全高P連に幾つもの難題が押し寄せた年でした。年度当初には保険業法改正で従来型の高校安全互助(共済)制度が廃止に追い込まれ、秋口には未履修問題が発覚、その後の文科省の対応の遅れが子供たちや保護者、学校の不安や不満を募らせました。付随的に、学習指導要領問題や大学受験との連続性、ゆとり教育や学校週5日制、学力低下、さらに高校教育のあるべき姿などを論議する機会となりました。個人的には、初等中等教育の中でもゆとり教育のイメージの中心である小中学校とは幾分ニュアンスの異なる高校教育に、今回スポットが当てられたことには意義を感じています。
また、子供たちの自殺が続く中、いじめ問題が取沙汰されました。18年度の本連合会の『見えない暴力:言葉態度が人間関係に与える影響』調査では、高校生の「精神的いじめ(しつこいからかいや無視)」の経験は、加害被害とも男子40%前後、女子は30%弱いることがわかりました。そして、頻繁なメール利用や長時間のインターネット使用、テレビ視聴と共に、家庭や学校、社会での人間関係の繋がりの希薄さが大きな影響を与えていることが示唆されました。
教育基本法改正は成立しましたが、時代に即した問題に迅速に対応し、教育の大計をしっかりと見据えることが社会全体の責任と考えます。
本連合会は子供たちの健全育成を何よりも大きな目標にしています。これからの子供たちために、日本のために、親として大人としての自覚を高め、この責任を果たすべく、全国250万の会員、4500校のPTAを基盤に、一丸となって、自らに、そして学校に社会に呼びかけ、行動して行きたいと思っています。今年も、会員の皆様の更なるご協力をお願いいたします。