平成13年度 事業報告

1.高等学校PTA活動の質的向上に資する研究大会、講演会、研修会等の開催
(ア)全国大会
第51回全国高等学校PTA連合会大会宮崎大会において、「新世紀に羽ばたく心豊かでたくましい青少年の育成」をメインテーマとして主会場・ワールドコンベンションセンターサミット、副会場サンホテルフェニックス国際会議場他4会場で、平成13年8月23日(木)・24日(金)の両日にわたり開催し、若者の未来を語り合うとともに21世紀の高校教育と高等学校PTA活動の質的向上に資するための研究協議を行った。
(イ)地区大会(9地区)
次のとおり各地区において、各地区高等学校PTA活動を推進するために、各地区高等学校PTA会員が一堂に会し開催する研究大会を助成した。

北海道地区高等学校PTA連合会大会 室蘭市 6月21日〜22日
東北地区高等学校PTA連合会大 山形市 7月5日〜6日
関東地区高等学校PTA連合会大会 前橋市 7月4日〜6日
東京地区高等学校PTA連合会大会 東京都 6月30日
北信越地区高等学校PTA連合会大会 金沢市 7月5日〜6日
東海地区高等学校PTA連合会大会 静岡市 6月20日
近畿地区高等学校PTA連合会大会 米原町 7月3日〜4日
中国・四国地区高等学校PTA連合会大会 鳥取市 7月10日〜11日
九州地区高等学校PTA連合会大会 熊本市 6月22日〜23日

2.高等学校PTA活動に関する調査研究
(ア)高校教育問題について
(1)第51回全国高等学校PTA連合会大会宮崎大会の特別第3分科会において「完全学校週5日制の実施に伴うPTA活動」をテーマとして基調講演とパネルディスカッション方式で研究協議を実施した。
(2)第51回全国高等学校PTA連合会大会宮崎大会の第1分科会において「21世紀の高校教育とPTA活動」をテーマとしてパネルディスカッション方式で全国的な教育改革の流れの中で平成15年度から学年進行で施行される新学習指導要領の趣旨に基ずく高校教育の展望をするとともに、その実現に当たってPTA会員の共通認識と学校教育への期待を明確にするとともにその役割と実践活動の在り方について研究協議を実施した。
(3)平成14年2月10日(日)京都市で開催した第2回通常総会に引き続いて、各都道府県市高等学校PTA連合会長・事務局長会議を開催し、その席上文部科学省生涯学習政策局社会教育課長福島健郎氏の『21世紀の未来を拓く教育改革』と題した講話を基に高校教育改革について研究協議を行った。
(4)平成13年6月14日(木)付『大阪での児童教師殺傷事件にかかる具体的要請活動と連携の推進について』(資料1)で幼・小・中・高PTA組織間の連携強化と事故防止を強く全国に向け要請した。
(5)平成13年12月17日に平成13年11月25日付『沖縄への修学旅行及び沖縄観光の安全宣言に関する決議』を受けて文部科学省・国土交通省等へ沖縄修学旅行及び沖縄観光の復活について要請活動(資料2)をおこなった。
(6)平成14年3月29日(金)付『教科書制度の見直しについて』(資料3)で本連合会の考え・意見を集約して教科書図書検定調査審議会会長宛にパブリック・オピニョンを提出した。
(イ)進路指導問題について
(1)第51回全国高等学校PTA連合会大会宮崎大会の第2分科会において「進路意識とPTA活動」をテーマとしてパネルディスカッション方式で保護者自らが進路意識を高揚させていくことの方策などについて研究協議を実施した。
(2)平成13年12月27日付『大学入試センターへの「5教科7科目」の導入時期等について』(資料4)を以て国立大学協会会長長尾真殿宛要請をおこなった。
(3)平成13年12月27日付『高校生の就職難解決に向けての要望』(資料5)を以て厚生労働大臣等に対し要望書を提出した。
(ウ)生活指導問題について
(1)第51回全国高等学校PTA連合会大会宮崎大会の第3分科会において「生徒の健全育成と生徒指導をめぐる諸問題」をテーマとしてパネルディスカッション方式で現実を踏まえ、PTAが長年取り組んできた生徒の健全育成を進めるとともに、生徒たちを援助し、問題行動を防止するための組織的な活動や、他の機関との連携の在り方などについて研究協議を実施した。
(2)高校生のための「賠償責任補償制度」の確立を推進するとともに高校生が加害事故の責任を問われるような事故を起こすことがないよう啓発に勤めた。
(エ)家庭教育問題について
(1)第51回全国高等学校PTA連合会大会宮崎大会の特別第2分科会において「家庭教育とPTA活動」をテーマとして講演とパネルディスカッション方式で規範意識等形成の原点である家庭教育の在り方と、保護者の責務という観点からいかにPTAが活動すべきかについて研究協議を行った。
(2)社会福祉・医療事業団(子育て支援基金)の助成を受け「子どもの心を育む家庭教育の充実」事業に取り組み、「家庭について」のアンケートを高校生と保護者を対象に実施し、これを踏まえて5地区(北海道・札幌市、東京・千代田区、東海・名古屋市、中国四国・高知市、九州・長崎市)においてシンポジウムを実施した。
その結果を事業完了報告書にまとめ、各高等学校PTA・関係団体等に高校生の健全育成の資料として提供した。
(3)平成14年3月20日(水)文部科学省生涯学習政策局男女共同参画学習が家庭教育支援室が開催した『家庭教育シンポジウム』の実行委員を出すなどしてこれに協力し、今後の家庭教育の在り方などを広く考えるための啓発を推進した。
(4)平成14年4月8日(水)付『「今後の家庭教育支援の充実についての懇談会」中間報告について』(資料6)で示すように全国の意見を集約して文書を提出した。
(オ)高等学校PTAのあるべき姿勢等
第51回全国高等学校PTA連合会大会宮崎大会の第4分科会において「生涯学習時代の進展とPTA活動」をテーマとしてパネルディスカッション方式で高校教育は生涯学習時代の基礎を構築する重要な時期であるから学校教育をいかに支援していくか、保護者自身としていかに活動していくか研究協議を行った。
その結果を「大会会報」に掲載し、各高等学校PTA・関係団体等に高校生の健全育成の資料として提供した。

3.青少年の健全育成及び生涯学習に資する情報の収集及び提供
(ア)バイク等に関する「三ない運動」について
(1)平成9年第47回全国大会(山形大会)において『三ない運動の新たな展開・高校生の命を守る新たな「バイクの三ない」運動に向けて』の宣言を決議された、これに基づく運動を引き続き推進した。
(2)北海道大会で見直しがなされる予定であるのに鑑みアンケート調査を全国的に実施し、情報の収集と提供を行うことを決定した。
(イ)高校生の健康問題について
(1)『(社)全高P連会報』第37号より「高校生のマイビジョン」シリーズを掲載し、高校生の夢を語ってもらうとともに高校生の心の健康の維持に向けて啓発活動を展開している。
また、食生活に関係する議事を随時掲載し、食に起因する新たな健康問題についての啓発を推進した。
(2)財団法人日本宝くじ協会の助成を受けリーフレット「お父さんお母さん 薬物乱用防止はあなたが主役」を作成し(百十万部)、新入生の保護者全員を対象に配布し、薬物乱用防止の啓発に多大の成果を挙げた。
(ウ)高校生の社会参加とボランティア活動の推進について
社会福祉・医療事業団(子育て支援基金)の助成を受け「子どもの心を育む家庭教育の充実」事業に取り組み、「家庭について」のアンケートの設問の中で高校生と保護者を対象にボランティア活動に関する意識調査を実施し、シンポジウムでもこれを取り上げるなどして啓発活動を推進した。その結果を事業完了報告書にまとめ、各高等学校PTA・関係団体等に高校生のボランティア活動のための資料として提供した。

4.青少年の国際交流
(1)第51回全国高等学校PTA連合会大会宮崎大会の特別第1分科会において「国際化・情報化とPTA活動」をテーマとして講演とパネルディスカッション方式で自然と共生し、地球規模で物事を考え、情報社会を積極的に生きていく若者をいかに育成していくかなどについてPTAが活動すべきかについて研究協議を行った。
(2)国際交流に関する意識を高めるために平成14年9月27日(木)に開催された各都道府県市PTA連合会会長・事務局長会議において在日カナダ大使館文化広報部長ブルース・L・バーネット氏による『日本とカナダの交流の現状』と題する講演を聞いた。
(3)平成14年1月21日(月)第1回国際交流委員会を開催し、北海道大会特別第1分科会に関して検討するとともに各県連が把握している国際交流の状況について調査することを決定した。
この決定に基づきアンケート形式による調査を実施した。
(4)平成14年5月11日(土)第2回国際交流委員会を開催し、アンケート調査集計を踏まえて高等学校PTA及び高校生の国際交流の在り方について検討し、理事会へ報告した。

5.広報紙等の刊行
(ア)「社団法人全国高等学校PTA会報」の発行
平成13年度は従来のタブロイド判を改めてA4判12ページを標準とする形式とし、内容及び紙面構成を工夫し、読みやすいものとする工夫をこらした。そして、第36号(7.15付)・第37号(10.15付)・第38号(14/1.15付)・第39号(4.15付)を発行し、第40号を7月15日に予定している。
特に、第36号からはカラー・ページを2〜4ページ加えたため、好評を博した。また、第39号からは購読料据置で単P当たり5部の配布とし、少しでも多くの会員に読まれることを目指し、広報の使命を少しでも拡大するようにした。会員相互の連携と高等学校PTAについての理解を深め意識の高揚をはかるため各県連からの発信を積極的に受け止める努力をしている。
(イ)「事務局インフォメーション」の発信
本連合会の諸活動や各委員会における調査研究結果及び理事会・各委員長に関する状況等について本部事務局より各都道府県市県連事務局宛情報提供を行った(述べ30回)。
(ウ)本部事務局及び各都道府県市県連事務局間のネットワーク化の推進
ホームページとeメールの活用による適時情報をする体制の確立につとめ、次年度に向けテストを行った。
(エ)その他の広報について
(1)平成13年度総会資料(平成13年6月29日) 本部事務局
(2)第51回全国高等学校PTA連合会大会要項 第51回全国大会実行委員会
(3)第51回全国高等学校PTA連合会大会会報 第51回全国大会実行委員会
(4)平成13年度調査研究紀要『完全学校週5日制の実施に伴うPTA活動』 研修委員会
(5)『お父さんお母さん薬物乱用防止はあなたが主役』パンフレット 健全育成委員会
(6)『子どもの心を育む家庭教育の充実』報告書 健全育成委員会

6.顕著な業績をあげたPTAその他の団体及び個人の顕彰
51回全国大会において、本連合会の目的に沿い顕著な業績をあげたPTA97団体及び37名の方に表彰状を贈り顕彰を行った。また、本連合会の運営等に多大の貢献をした41名の方に感謝状を贈り顕彰を行った。

7.その他本連合会の目的を達成するために必要な事業

社会変革に対応したPTA活動の連絡・運営に資するために、次のことを行った。
(ア)(社)全国高等学校PTA連合会会長・事務局長会議の開催
(1)平成13年9月27日(木)福島県会津若松市において開催し、各委員会活動報告・全国大会・賠償責任補償制度等について協議と情報交換を実施した。
また、映画「伊能忠敬」と「DRUG」の2本を特別推薦映画とすることに決定した。
(2)平成14年2月10日(日)京都市において開催し、各委員会活動報告・全国大会・賠償責任補償制度等について協議と情報交換を実施した。
(イ)文部科学省等関係諸官庁等との協力者としての連携活動

(ウ)社会教育関係団体との連携活動

(エ)後援・協賛名義及び協力要請承認等

以上