事業報告

地区活動だより~調査広報委員会

調査広報委員会では、各地区での活動を様々な角度からご紹介いたします。各地区の調査広報委員からの素敵なトピックスをお楽しみください!


北海道
プロジェクションマッピング芸術祭   北海道釧路東高等学校

生徒の発案から始まったプロジェクションマッピングの取組は、「子どもたちの夢を叶えてあげたい」というPTA会員の声や、この取組を学校だけでなく地域の活性化にもつなげたいとの思いに支えられ、本校PTAが中心となって同窓会、商工会、さらには近隣の小中学校のPTAなど各方面の方々により組織された実行委員会が核となって推進されました。
昨年度の第1回プロジェクションマッピング芸術祭で上映された「この町の未来、僕たちの未来」は釧路の風景や人々の姿にシルエット劇を組み合わせた作品で、生徒やPTAだけでなく参観に訪れた地域の方々にも、大きな感銘を与えることができました。終了後、ある実行委員の「生徒が作品を制作する過程でふるさとへの貢献の在り方を考えるプロセスが、生徒の未来やキャリア教育につながるのではないか」との言葉が印象的でした。今後も学校、PTA、地域が創る新しい形のキャリア教育の充実に寄与していきたいと思います。


東北
青森県高等学校PTA連合会
青森県では毎年、県連各委員会が主催する研修会を実施しています。今年度は6月に調査広報員会が「広報紙づくり研修会」を実施しました。地元新聞社の編集者を講師にお招きし、プロの目線から見た魅力的なPTA広報紙の作り方を教わりました。研修会には県内加盟各校から100名を越す保護者・教師が参加し、グループワークでは見出し付けに挑戦するなど充実した研修でした。

研修委員会と健全育成委員会は9月に初めての試みとなる合同研修会を開催しました。カウンセリングのスペシャリストである明治大学文学部の諸富教授を講師に招き「高校生の子どもとの接し方」~子供の意欲を育てるために~をテーマに開催されました。研修会では会場全体が笑いと頷きにつつまれながらも先生のこれまでの実践的な取り組みに基づいた具体的な事例を用いたお話はどれも保護者の心にストンと落ち、参加した200名の保護者の皆さんを魅了する満足感にあふれた研修会でした。
進路対策委員会の研修は10月に青森県教育員会とタイアップし地域産業と学校の連携推進フォーラムとして実施されました。これには保護者だけでなく企業の方々も参加されました。会場には参加企業での高校生のインターンシップの様子がパネル展示され、保護者の皆さんは企業の担当者から高校生の職場での体験や仕事ぶりを興味深げに聞いていました。また、「地元を支える人材を育てる~インターンシップの活用術~」と題してNPO法人アスネットの毛受(めんじょう)芳高氏の講演もあり学校や家庭でのキャリア教育の重要性について考える一日となりました。参加者は160名でした。
本県ではこの他に県内6地区毎に毎年、活発な地区研修会も実施しております。今年度は「心の健康教育、人間関係づくりの理解のために」「親と子と教師の語る集い」「本当は怖いSNS」「家庭での防災教育、我が家の約束事~家庭で確認したい緊急連絡方法」「家庭で育てる消費者力~子どもの新生活に向けて消費者力をアップするためには~」「地域の魅力再発見、なかなか行けないジオサイト」など様々なテーマで研修会を開催し会員の学びと親睦を深めています。


関東
茨城県高等学校PTA連合会
茨城県高P連では、会報『茨城県高校PTA』、ホームページ http://www.sopia.or.jp/itako-lc2/ にて活動の情報を発信しています。

「平成29年度優良PTA文部科学大臣表彰」を受賞して
茨城県立高萩清松高等学校PTA
「ありがとう、赤松ぼっくりのすけ」
このたびは優良PTA文部科学大臣表彰の受賞、誠にありがとうございました。これまで本校を愛し支えてくださった、すべての皆様に感謝申し上げます。
本校は平成18年度に、県北地区で初めての総合高校として開校し、以来マスコットキャラクター「赤松ぼっくりのすけ」と共にあゆみ、今も2Dのイラストは多方面で親しまれ活躍しています。平成23年3月の震災後は、着ぐるみ「赤松ぼっくりのすけ」が登場するたびに、当時の不安な気持ちから一転して、笑顔や歓声がわき、心和らげる役割を果たしてくれました。以来、本校PTAの主要行事には欠かせない存在で、PTAだけでなく生徒との交流の懸け橋として活躍しています。
また、地域でのイベントにも広報大使として、本校のPRをしています。平成26年度の群馬大会では、提案発表終了後、参加者の方々と記念撮影等、交流を図りました。「赤松ぼっくりのすけ」は、本校に携わる人びとの「愛」であり、後輩たちへの、がんばれ〜、という「エール」でもあります。
これからも、すべては子どもたちのために、各家庭においても、学校のことや、将来のことを笑顔で話せる何気ない日常生活を応援します。

みんなで教育を考える「第18回いばらき教育の日」推進大会に参加して
県高P連副会長 塙 和枝(県立太田第二高等学校PTA副会長)
平成29年11月1日(水)、県民文化センターに参加者約1500名が集い、知事をはじめ、多くのご来賓隣席の下、「いばらき教育の日」推進大会が盛大に開催されました。「いばらき教育の日」推進協議会の神戸礼子理事の進行により、幡谷浩史会長の主催者あいさつの後、大会宣言文を採択し、会場全体で、「決議」の唱和を行いました。続いて、優秀標語や善行の表彰、優秀教員の表彰を行い、茨城県PTA連絡協議会と、水戸市立第四中学校合唱部が活動発表を行いました。特に、中学生の歌声はすばらしく、会場いっぱいの歌声は聴いている人々を魅了し、大きな拍手が送られました。
午後からは、和文化研究家&ライフコーディネーターとして、テレビやラジオなどで活躍されている、三浦康子先生の講演『今、そして未来のための「行事育」』がありました。
「和文化」とは三浦先生のオリジナルのことばで、日本文化をやさしく、身近なもの、暮らしに役立つ文化であるとともに、人生を豊かにするヒントだと考え、名付けたということです。その中で、「行事育」「根っこ」ということばが印象に残りました。「行事育」とは「行事を楽しみながら、親子の絆・知恵・元気を育むこと」子育て世代にもっとも提唱したいもの、「根っこ」とは「人としての礎であり、さまさまな物事を吸収することができること」として、この言葉もオリジナルで名付けたということです。
「行事」は文化を伝える場であり知識や礼儀などが身につくようになり賢くなる。「根っこ」を育てれば、子どもも親も家族も育つようになる。暮らしの基礎ができて地域とつながる、絆を結ぶことができるようになる。さらに、興味を持つこと、自分のできる範囲でやってみることが大事だとのお話しがあり、会場は大きな拍手に包まれました。

水戸市立第四中学校 合唱部


東京
東京都公立高等学校PTA連合会

東京都には公立高等学校が192校あります。
昨今、PTAは少々風当たりが強いところがありまして、新入生の保護者にはPTAへの入会の届け等を提出していただいています。
中には、その届けを提出しないという申し出を受けることがあります。各学校のPTA会長さんの働きで、その数は少なく済んでいますがゼロではありません。
各学校PTAによっては、連合会に加入しないという判断をする学校もあります。理由を聞くと「加入するメリットがない」など、手厳しいご意見を頂戴することもあります。
参加して良かったと思ってもらえるPTA活動、加入して良かったと思ってもらえる連合会を求めて、日々、活動を続け、努力を続けています。
・広報誌コンクール
加盟未加盟を問わず広く参加を呼びかけ、毎年60校前後の参加をいただいています。
その中から優秀作品を表彰し、各学校PTA活動の振興を応援しています。

・高校生東北被災地視察ツアー
加盟校の高校生を、震災の爪痕が残る被災地に連れて行っています。現地の高校生と交流したり、現在の被災地の状況を見たりする東京の高校生の表情が、しだいにキリリとしまったり、楽しそうに輝いた表情を見ると、計画する私達も元気になります。
・学校教育に関するアンケート
都内192校のPTA会長や保護者に、学校教育に関することや家庭の教育に関して等のアンケートを実施して、その集計結果をもとに東京都教育委員会や都議会に要望を提出したりしています。
基本的な活動を実直に続けることはもちろん、変わりゆくニーズをつかみ、応え、今後も幅広く活動を続けたいと考えます。


北信越
福井県高等学校PTA連合会
高校生のスマートホン所持率が約96%となり、ほぼ全員が持つ時代になった。高校生のネット関係のトラブルの多くは、コミュニケーションツール(LINEやSNS等)を通してのものという。保護者として特に関心の高い問題である。
福井県高P連ではこの現状を深刻にとらえ、毎年継続してこの問題に関係した研修会や講演会を開催している。
今年度は、LINE株式会社公共政策室の高橋誠氏を迎えて、「子どもがインターネットを利用する際の注意事項 ~LINEを例にして~ 」という題で講演会を開催した。

高橋氏は、ネットの現状やLINEの利用実態、その対処方法に力点を置いて話され、トラブルから身を守るために有益となる情報や保護者として注意すべきポイントを分かりやすく紹介された。
コミュニケーションツールとして人気のあるLINE関係者からの保護者向け講演とあって、会場を埋め尽くす参加者となった。
印象に残った点はたくさんあったが、その中から一つ。「ネットトラブルに巻き込まれたとき誰に相談するか」というアンケート項目に対して、海外の生徒は「親に相談する」という回答の割合が高く、日本とは対照的な結果だったそうだ。日本における<親子の在り方>について、もう一度見直す必要性を強く感じた。


東海
三重県高等学校PTA連合会
三重県高P連では、県内の国公立幼稚園・子ども園長会、小中学校のPTA連合会、三重県教職員組合等と連携して、会員の研修会を開催しています。子どもの発達段階が異なる保護者が、また立場が異なる幼小中高の教職員が一堂に会して話し合う機会や協力して子どもたちの教育環境整備を求めていくことは大変貴重で重要なことだと考えています。

以下、平成29年度開催した研修会を3つ紹介します。
〇 みえ子どもの未来を語る会
7月 8日(土)午後、三重県教育文化会館において、「第17回 みえ子どもの未来を語る会」が開催されました。この会は、県PTA連合会、県教職員組合、県高校PTA連合会の三者が連携して開催しています。小中高の保護者や教職員約180名(高P連からは54名)が参加して、ウイメンズカウンセリング名古屋YWCAのフェミニストカウンセラーである 具 ゆり 様の「イマドキの子どもと『私』の関係を考える~同じ目線で向き合えますか?」と題した講演をお聞きした後、18の分散会に分かれて、子どもたちに対するお互いの思いを語り合いました。
アンケートでは「今日の講演会のお話で余計な一言は言わない、マイナスの指摘をしないで褒めるなど、自分が意識しようと思うことを教えていただきました。ありがとうございました」「分散会で、先生方や親御さんが真剣にテーマについて意見を言われていて、皆、一生懸命子どもに向き合っているんだと、勇気をもらいましたし、自分の子育ての励みになりました」「自分の意見についての他の人の意見を聞ける場があまりないので、色々なことを考えさせられました」等の感想をいただきました。

〇 幼小中高PTA研修会
10月17日(火)午後、三重県生涯学習センター視聴覚室において、「平成29年度幼小中高PTA研修会」が開催されました。幼稚園・子ども園、小中高の保護者や教職員約100名(高P連42名)が参加しました。今回の講師はスクールカウンセラースーパーヴァイザーの森川 泉先生で「わが子への関わりにあたって~良き親子関係を考える~」と題して講演を行いました。森川先生は三重県の教育相談体制づくりに尽力され、現在は各校のスクールカウンセラーの相談にのるスーパーヴァイザーを務めています。
森川先生は、生産性、効率性、有効性等大人の世界の価値観で子どもを見てはいけない、役に立たないことに夢中になれる子どもらしさを認め、大切にすべきだと訴えました。そして、乳児期・幼児期・児童期・思春期のそれぞれの発達段階ごとに子どもの課題と望ましい親の関わり方をアドバイスしていただきました。
「中学生の娘が父親を避けたり、嫌ったりするのは正常な発達です。思春期を過ぎれば良好な関係になります」との話に安心したお父さんがいたかもしれません。

〇 第45回三重県教育県民集会
11月19日(日)午前、松阪市嬉野ふるさと会館大ホールにおいて「第45回三重県教育県民集会」が開催され、約500名(県立校長会・高P連からは66名)が参加しました。はじめに高P連、県P連、幼稚園・子ども園長協会、三教組から知事・教育長へ教育予算の充実を求める署名(団体:1,556筆、議員423筆)を提出しました。
続いて来賓の鈴木知事は、いただいた署名を重く受け止め、来年度の予算編成に生かします。子どもたちの声を聞き、反映させながら「三重県いじめ防止条例」の制定を進めている。これをスタートに一層子どもたちの気持ちに応えていきたいと話されました。また、廣田教育長は、いじめや暴力、不登校、貧困等の課題に適切に対応し、子どもたちが安心して学べる環境づくりに取り組む。これからも学校・家庭・地域が一体となって、三重の子どもたちの成長を支えていきたいと話されました。
その後、大河内祥晴さんが「いじめ問題を考える~子どもたちの叫び・大人の声から~」と題して講演を行いました。


近畿
近畿地区 滋賀県高P連の活動紹介

滋賀県高P連では、加盟校相互の親睦を深め情報交換を図るため、県内5地区において実施している地区別研修会を紹介します。滋賀県の地理的特徴として真ん中に(母なる湖)琵琶湖があることから、県内を5地区(湖北、湖東、中央、湖南、湖西)に分けて組織運営をしています。毎年各地区で個別の研修会を実施し、各単Pの活動紹介や講師をお願いしての講演会なども行いますが、担当の幹事校が地域性を活かした特徴ある研修会もありますので、その中身を少し紹介します。
まずは湖北地区研修会ですが、「竹生島の歴史文化探訪」と題して参加者が琵琶湖に浮かぶ竹生島の散策をしました。竹生島は、古来より信仰の対象となった島で、奈良時代に行基が四天王像を安置したことが竹生島信仰の始まりと伝えられています。参加者(32名)が船で竹生島に到着し、165段の石段を上りながら、竹生島港や琵琶湖の遠望を眺め、一休みしながら幹事校の講師の解説を聞き、豊臣氏とのゆかりの深い宝厳寺・都久夫須麻神社を参詣しました。龍神拝所では、名前を書いたかわらけを投げ、湖に突き出した鳥居の下をくぐれば、幸運に恵まれるといういわれがあり、私も購入して挑戦しました。参加者からは、身近であり、湖北の歴史深い島でありながらも、なかなか行く機会のない竹生島での研修は地域を知る上でとても勉強になったとの感想もいただきました。

続いて中央地区研修会ですが、PTA活動報告会と実技研修として「布引焼き陶芸教室」を体験しました。布引焼きのマグカップに独自の図柄を描きました。薄い粘土板に竹串で図柄を描き、それを切り取って焼く前のマグカップに粘土の糊で貼り付けました。たったそれだけのことで、皆童心に返ったようにワイワイガヤガヤと楽しそうでした。正月明けに届く作品の出来具合が楽しみです。布引焼きは、幹事校PTA会長が陶芸家で、その指導の下で行いましたが、元々信楽で陶芸をされていたお父様が、名神高速道路造成中に布引丘陵で六古窯以前の窯元が発掘されたことから、この地で、布引焼きを始められたという貴重なお話も聞くことができ、大変有意義な研修となりました。

このように地区ごとで研修会を実施し、各単P相互の親睦と連携を深めています。担当の幹事校が工夫し、地域の歴史を知り、地元地域との連携も図っていく中で、PTA活動への理解と協力を深めていければと考えています。


中国・四国
香川県高等学校PTA連合会
香川県では、生徒の進路指導の充実を図るとともに、PTAの連帯と親睦を深めることを目的に、平成6年より「大学・専門学校訪問研修会」を実施しています。本県から進学の多い関西方面の大学等を選択し、1泊2日の日程で貸切バス2台を利用して実施しています。
今年度は滋賀・京都方面の大学・専門学校を訪問し、62名の保護者・教員の参加があり、次のとおり充実した研修でした。
○立命館大学(びわこ・くさつキャンパス)
滋賀県が草津市に整備を進める「びわこ文化公園都市」に隣接し、数々の芸術文化施設が集まる文教地区に位置しています。琵琶湖やそれを取り巻く山々も近く、学問・研究に適した穏やかな環境にあります。
到着して最初は、本県出身の入試広報課長からのガイダンスということでしたが、その内容は大学生の就職動向や実態から読み解く、大学入学準備から大学卒業・就職までに考えておくべきこと、身に付けておくべきこと、経験しておくべきことなど、現代のグローバル社会を生きていくうえで極めて重要な事柄を示唆してくださいました。香川県から4時間ほどのバスでの道中はのんびりしたものでしたが、明るく歯切れのいいお話の中身は極めて辛辣なもので、参加者全員が目の覚める思いがしました。
ガイダンスの後は、学生食堂を利用させていただき、学生時代に戻った気分に浸ることができました。
そのあと、6班に分かれて学生スタッフの案内で施設見学をし、大学を後にしました。
○龍谷大学(瀬田キャンパス)
「びわこ文化公園都市」の西端に位置しており、「浄土真宗の精神」を建学の精神に置き、建学の精神や教育の理念など、創設以来「変わらないもの」と、多様化するニーズに応じて「変わるもの」、すなわち不易と流行を正しくとらえ、広く、深く、学際的に、専門的に学べる大学を目指しています。
ここでも6班に分かれて、学生スタッフによるキャンパスツアーを行いました。立命館大学ほどの広さは持たないものの、自然に囲まれた落ち着いた環境は、運動や学問にうってつけの空間でした。両校ともに、何台もの大型スクールバスが行き来しており、通学不便地を思わせないように、行き届いた行政のサポートを感じました。
○キャリエールホテル旅行専門学校
ビルの中に一歩踏み入れると、そこはまるでホテルのロビーを思わせるような作りでした。案内された部屋々々は、チャペルあり、バーカウンターあり、レストランあり、スウィートルームあり、とホテルの機能を全て凝縮したような空間が続いていました。当専門学校には、ホテル学科、旅行学科、ブライダル学科の3学科があり、それぞれに3コースが用意されています。
そして、「キャリエール・クール・スタンダード ~『清潔』『品位』『洗練』のキャリエール生になるために~」を掲げ、10の目標に向けて日々努力を重ねている。「身だしなみ」「立ち居振舞い」「正しい言葉づかい」を身に付けるとともに、人間力、社会的基礎力を養う指導を心掛けている、とのお話を『清潔』『品位』『洗練』が身に付いた、まさにお手本のような女性から聞くことができました。
○京都造形芸術大学
京都北白川の、比叡山から続く東山三十六峰の一つ、瓜生山を切り開いて建てられた自然豊かな大学です。目指すのは「社会で活躍できる人づくり」と称して、13学科23コースが設けられています。アート・デザインの力で社会を動かす人材を育成することを教育目標に掲げ、『社会と芸術』その関わりを重視した芸術教育を推進しています。芸大生=「1つの専門分野に特化した人材」ではなく、好きな芸術の学びを通して社会に通用する総合力が身につくプログラムを用意している、とのことです。
斜面を利用したキャンパスは、いたるところに階段があり、階段を上り下りしながら学内を案内していただきました。
このように、教育内容や入試状況の説明、キャリア教育・就職支援の状況、留学サポート、教育施設の見学、学生食堂の利用、また、学生のキャンパス生活の一端を直接見聞きすることで、訪問大学等についての知見を広めることができる大変有意義な研修会として喜ばれています。


九州
平成29年度 大分県高等学校PTA連合会振興大会
大会テーマ「育もう、地域の絆で、未来の宝を!」
“Be ambitious in Oita“
-未来を拓く子どもたちへエールを送るPTA-

「平成29年度 大分県高等学校PTA連合会振興大会」が、12月3日(日)に別府市のビーコンプラザ「国際会議室」で開催されました。
午前の講演では別府市長の長野恭紘氏が「湯~園地のLEGACY」と題して、2016年に話題をさらった「湯~園地」計画の全貌を語られました。この後、アトラクションとして別府鶴見丘高校の箏曲部による「夏祭り」「情熱大陸」の2曲が演奏されました。優しく嫋やかな中に力強さを感じさせる「音色」に、参加者全員が聞き惚れていました。
午後からは「子どもが地元で夢を実現させるために必要なこと、そして保護者の役割とは?」と題して、シンポジュウムが行われました。シンポジストは宇佐ランタン会長、フンドーキン醤油副社長、吉田喜九州社長の三氏で、3社とも県内一位、国内一位のシュアを誇る元気な会社であり、大変貴重な意見をいただくことができました。